はじめに
みなさんこんにちは
元防大生のKです。
今回は防衛大学校の1学年にとって憩いの時間である自習時間に、1学年がどのようなことをするのかを解説します。
前回の記事では、防衛大学校のシバきをまとめて解説しました。
まだお読みになっていない方は下のリンクから是非お読みください!
それではどうぞ!
自習時間の概要
それでははじめに、防衛大学校の自習時間がどのようなものであるかを解説します。
自習時間は1945から2205までであり、途中の2055から2105に中休みがあります。
自習時間中は自身の机で勉強することとされており、それ以外の活動はできません。
よってこの自習時間中は上級生が部屋の来ることが少なく、シバかれることがほとんどないのです。
そのため自習時間は、防衛大学校の1学年の生活の中で授業に続く第二の休憩時間になっています。
そのため試験前以外は、大半の学生がパソコンやスマホでゲームや映画鑑賞などをしています。
先ほど自習時間中は他の部屋に入ることが禁止されているため、呼び出しなどに向かうことができず一学年も必ず自習室で過ごす必要があります。
しかし、上級生から原因と対策の書類の提出や名札の縫い直しなどを求められている場合は、それらの作成に追われることになります。
まあシバかれないだけ、普段の余裕がない時間よりはかなりマシなものになります。
これで自習時間の概要の解説を終わります。
次の章からは、1学年が自習時間にやることが多いことや中休みついて解説します。
原因と対策
ここで、今まで何回か触れてきた”原因と対策”について解説します。
原因と対策は書くのに時間がかかるため、この自習時間に書く1学年が多いです。
原因と対策とは、現在防大では禁止されている反省文を、”指導を受けた側が自主的に作成している”という建前で存続させているものです。
実際には存在しているのにもかかわらず、公式では反省文はないと言っているので滑稽です。
概要については以前の記事で紹介しましたが、今回は原因と対策の具体的な内容について紹介します。
概要については、以下の記事を読んでください。
原因と対策の書類はフォーマットが中隊で決まっており、そのフォーマットに沿って書かないと再提出となります。
内容は名前の通り指導された原因と再び指導されないための対策案を書きます。
書き方は自由で、文章で書いても箇条書きで書いてもかまいません。
文章は「だ・である」で統一する必要があります。
原因と対策の書類を書く際に気を付けなければならないことが2つあります。
1つ目に、文字数です。
傾向と対策の文では、基本的に800字以上書かなければ内容を見られることもなく再提出となります。
これには抜け道があり、改行を多くすることでぱっと見の分量を稼ぐことができ、場合によっては500字程度でも受け取ってくれることがあります。
しかし実際には文字数が少ないことを見抜かれて、「舐めてんの?」と詰められるので頑張って文字数を稼ぐ必要があります。
2つ目に、対策は具体的なものを挙げることです。
対策のところに書く案は、「~に気を付ける」といった内心のものではなく、見える位置に「〇〇注意!」と書いた紙を貼るなどの具体的な行動を挙げる必要があります。
そのため一学年の机は、「メモ帳注意」や「気を抜くな」などの紙だらけになります。
しかしこれには一つ厄介な点があります。
それは”具体的な対策がない場合でも無理やり具体的な対策を挙げなければならない”ということです。
例えば、私が実際に作成した”清掃中に箒の持ち方を間違えた際の原因と対策”では、「箒の持ち方を注意する」という内心面の対策を、
・「「箒の持ち方注意」と書いた紙を清掃用具入れと箒に貼り、清掃用具を取り出す際や清掃前に確認できるようにする。」
・「箒の正しい持ち方を写真に撮り、中隊のライングループで共有し、中隊間での情報共有を行う。」
・「昼休みや空きコマの時間を利用して、居室と寝室の箒掛けを行うことで箒のかけ方を徹底する。」
・「清掃前に箒のかけ方の確認を実際に箒を持った状態で行う。」
と複数の具体的な対策に変える必要があります。
このように、具体的な対策が一般的にはない場合でも、考え付いた内心の対策を具体的な対策に無理やり転換させる必要があります。
これらの注意点を踏まえて原因と対策を書こうとすると、短くて30分、長くて1時間ほど書類作成に時間がかかってしまいます。
これは先ほど紹介したような、具体的な対策が思いつかないものほど顕著です。
その分他のやることに割ける時間が短くなってしまうので、原因と対策はなるべく早めに終わらせる必要があります。
これで原因と対策の解説を終わります。



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