公共場所の消灯点検
次に、公共のスペースの消灯点検について解説します。
公共のスペースとは、自室以外のトイレや洗濯室、調理室などのことを言います。
先ほども述べましたが、消灯点検では部屋の一学年の内一人を自室の消灯点検に回して、それ以外の人は公共場所の消灯点検を行います。
公共場所の消灯点検はシャワー室、洗濯室、乾燥室、調理室の4カ所で行います。
シャワー室
まず、シャワー室の消灯点検では窓の鍵を閉めてシャワーヘッドを正面に向けホースを蛇口の右側に回し、お湯の温度を40℃に設定します。
その後、部屋の電気を消して終了です。
この際シャワー室の乾燥機のスイッチは入れたままにします。
洗濯室
次に、室の消灯点検では洗濯機や乾燥機のフィルターのゴミを取って、全体を上ぶきで拭いてコンセントを抜きます。
その後、洗濯室にある水道のシンクを、上ぶきで水滴一滴も残さないように拭き上げます。
リンク先で写っているのは全自動洗濯機のみですが、実際には映っていないところに二層式洗濯機がおいてあり、一学年はそれしか使うことができません。(もちろん乾燥機も使えません)
この時に洗濯機を使っている上級生がいるのですが、乾燥が終わっているものはその上級生の部屋まで届けて、乾燥の終わっていないものは消灯ギリギリまで乾燥を行ってから部屋まで届けます。
この際、洗濯物が濡れている場合は届ける際に「洗濯物が濡れているのですがよろしいでしょうか」と伺いを立てて、上級生の返答によってはもう一度乾燥機に入れて乾燥します。
このような場合は乾燥が終わってから届けに行く必要はありません。(消灯後は他部屋に入室することができないため)
この上級生の洗濯物を届けに行く作業が大変で、届けに行く部屋が多いのは勿論、届ける際には入室要領を行う必要があり、入室要領をミスるとやり直しになります。
さらに以前にも述べている通り、一学年の中には特定の部屋から出禁を食らっている者もいるので、それらの部屋に出禁になっていない者がその部屋に届けに行く必要があります。
防衛大学校のシバきについては以下の記事をお読みください!

そのため、とにかく多くの一学年が洗濯物の配達に参加する必要があります。
洗濯室の電気は人感式なので、電気を消す必要はありません。
乾燥室
次に乾燥室の消灯点検では、乾燥室のドアを開放し窓を施錠して乾燥室の電気を消します。
乾燥室の消灯点検は一瞬で終わるので、乾燥室の消灯点検が終わった後はすぐに洗濯室などの消灯点検の支援を行います。
調理室
最後に、調理室の消灯点検について解説します。
私は調理室の消灯点検を行ったことがないので、入校した際に対番(企業でいうところのメンター)からもらった対番ノート(防大で生き残るために頭に叩き込んでおくべき最低限の事項をまとめたノート)に載っていたことを紹介します。
調理室の消灯点検ではまず、シンクの三角コーナーのネットを交換し、シンクを上ぶきで水滴が一つも残らないレベルまで拭きます。
次に冷蔵庫の中身を点検し賞味期限が切れているものを廃棄して、ごみ袋を交換します。
この際のごみ袋は、各自の部屋に持ち帰ります。
その後、上ぶきで電子レンジや机の乾拭きを行った後、部屋の電気を消して終了です。
これで公共場所の消灯点検についての解説を終わります。
消灯点検後
こうして、消灯点検を行った後は時間が余った場合は廊下の靴墨落としを行い、中休みに歯磨きをしていない者は歯磨きをしてから、部屋に戻って就寝します。
消灯点検が早く終わればこのようにして就寝なのですが、消灯点検が長引くと歯磨きができません。
そのため一学年の間に虫歯になる学生が多いです。
この消灯点検を乗り越えて、やっと一学年の一日が終わります。
おわりに
今回は防衛大学校での1日の最後の障壁である消灯点検について解説しました。
この記事を読んで、消灯点検がどのようなものであるか理解していただけたなら幸いです。
次回は防衛大学校の消灯後について解説します。
まだまだ1学年の1日は終わりません...
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!


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