はじめに
みなさんこんにちは
元防大生のKです。
今回の記事では、防衛大学校の1学年の1日シリーズ最後の記事である、消灯後について解説します。
公での1日は前回の消灯点検で終わりですが、実際には1学年は消灯後になってもやることがあります。
今回はそんな防衛大学校の知られざる消灯後について解説します。
前回の記事では防衛大学校の消灯点検について解説しました。
まだお読みになっていない方は下のリンクから是非お読みください!
それではどうぞ!
消灯後の概要
それでは初めに、防衛大学校の消灯後がどのようなものであるかを解説します。
防衛大学校では平日と日曜・祝日は2230、土曜日と祝前日は2330に消灯となります。
この後の時間は基本的には全学生が寝ることとされているのですが、1学年にはまだやることがあります。
それらのやることは一部合法的にできるものもありますが、大抵は上級生に見つからないようにこっそりする必要があります。
今回解説する1学年が消灯後にやることは以下の5つです。
- 延灯申請
- ネットサーフィン
- 靴磨き・ピカール
- 歯磨き
次の章からは、それぞれについて詳しく解説していきます。
延灯申請
最初に今回解説するものの中で唯一合法のものである、“延灯申請”について解説します。
延灯申請とは1学年のみならず全学生が利用できる制度で、消灯時間を2230から2430に延長することができるものです。
この制度を利用できるのは試験の2週間前からで、延灯目的は試験勉強のみです。
当然この時間に勉強以外をしていると怒られる...はずが、この延灯時間中は上級生も優しくなっており、他事をしていても特に何も言われません。(私の中隊だけかもしれませんが)
そのため延灯申請を行って勉強ではなく、以前解説した原因と対策などの自習時間中にやることの続きをする学生も多いです。
防大生が自習時間中に何をするかについての記事は、下のリンクからどうぞ!

これで延灯申請の解説を終わります。
ネットサーフィン
次にネットサーフィンについて解説します。
ネットサーフィンとはいっても、実際には消灯時間中にスマホを使ってLINEをしたり、X(Twitter)を見たりするくらいです。
防衛大学校でLINEを使っても良いのかと思う人もいると思いますが、実際には防衛大学校内での連絡はほとんどがLINEを用いて行われています。
セキュリティ上大丈夫なのかと心配になりますが、1学年同士の情報共有や部屋内での連絡、さらには中隊での連絡などもLINEを用いて行われていました。
現在ではSignalというアプリを使って連絡を取っているようなのですが、それでもLineは使われ続けています。
警察学校などでは入校時にスマートフォンの中身のチェックがされるそうなのですが、防衛大学校ではそういうものは一切ありません.
いつか重大事案が起きてしまいそうで心配です...
そんな1学年のネットサーフィンですが、これをするためには1つの障壁が待ち構えています。
それは、“就寝前にスマートフォンをテンキーの中に入れてしまうこと”です。
1学年は貴重品保護のためか、就寝前にはテンキーと呼ばれる居室にある鍵付きロッカーにスマートフォンなどの貴重品をしまう必要があります。

上の画像の左下と中央にあるのがテンキーです。
ネットサーフィンをするためには、就寝時間中に上級生にバレないように居室まで行ってテンキーを開ける必要があり、さらに使用後はまたテンキーに戻す必要があります。
うっかりネットサーフィン中に寝落ちたりしたら絶望です。
スマートフォンを持ったまま次の日の朝礼に行くと、上級生に必ずバレます。
バレた際は上級生にスマホを没収されるため、連絡が取れなくなるのみならず、上級生の部屋まで受け取りに行かなければならなくなります。
そうなると絶望的なので、寝落ちる前に余裕をもってテンキーに返しに行く必要があります。
その際気を付けるべきことは、“上級生に必ずバレてはならない”ということと、“テンキーの閉め忘れに注意する”ということです。
上級生にバレると就寝時間に勝手に起きていたということになり、呼び出しや反省文などを科されるためです。
またテンキーの締め忘れをしてしまうと、以前解説した“ドラゴンボール”というシバきに遭います。
このドラゴンボールは簡単に説明すると、テンキーの中身をそれぞれ別の上級生の部屋に配られ、そのすべてを受け取りに行かなければならないというものです。
このシバきは非常に厳しいもので、食らった1学年は大抵首が回らなくなり退校することになります。
ドラゴンボールや他のシバきについて詳しくは以下の記事をお読みください!
これでネットサーフィンの解説を終わります。
靴磨き・ピカール
次に靴磨きとピカールについて解説します。
ただこれらについては以前詳しく解説したので、詳しくは下のリンクの記事をお読みください。
靴磨きはそのまま制服着用時に履く革靴の靴磨きを行い、ピカールは制服の帽章や襟章を”ピカール”と呼ばれる研磨剤を用いて磨くことです。
靴磨きでは下の画像のように、上から覗きこんで顔が反射して見えるレベルまで磨き上げます。

靴墨は購買でいろいろなものが売っていますが、ぶっちゃけどれも変わりません。
私は一番安いもの(300円程度)と一番高いもの(2000円程度)の2種類を使ったことがあるのですが、光るのが若干早くなるくらいで大した差はありません。
ピカールは下のようなもので、1学年が自腹で購入します。(確かこちらの方が防大内で買うよりも安かった気がします...)
この液体研磨剤と雑巾を用いて、下のような帽章と襟章をピカピカにします。

これらの作業は、大抵トイレの個室で行います。
その理由は先ほども解説したように、上級生にバレるリスクを減らすためです。
消灯時間中は居室の扉は開放するため、下手に居室で作業をしていると上級生に見つかってしまいます。
そうなったら就寝時間に勝手に起きていたということになり、呼び出しや反省文などを科されます。
そうなっては元も子もないので、1学年は上級生にバレないように必死に隠れて作業します。
これらの深夜作業は、消灯時間後の深夜に行う人と起床までの早朝に行う人の2パターンいますが、早朝はワンチャンバレる可能性があるため、私は深夜に行うことをオススメします。
深夜に作業を行う場合は、リスク回避のため最低でも30分は布団でゴロゴロしていた方が良いです。
これで深夜の靴磨きとピカールの解説を終わります。
歯磨き
最後に歯磨きについて解説します。
歯磨きは自習時間、消灯点検の記事でも解説しましたが、多くの1学年は時間の都合で歯磨きをすることができません。
そのため1学年の中には、消灯後にこっそり歯磨きをする人が多いのが現状です。
歯磨きをする際にも洗面所でガシガシやってたら簡単にバレるので、歯ブラシを水で濡らして歯磨き粉を付けた後は個室で静かに磨きます。
口をゆすぐ際にも、周りで足音がしないか身長に確認するようにしてください。
深夜に歯磨きをすることがある都合上、歯磨きセットはポケットに隠しやすいようになるべく小さいものが良いです。
私は下の歯磨きセットを使っていました。
これくらいのコンパクトさならジャージにも隠しやすいためオススメです。
これで歯磨きの解説も終わります。
おわりに
今回の記事では、防衛大学校の消灯後に何をするのかについて解説しました。
この記事を読んで、防衛大学校の消灯後について詳しく知っていただけたなら幸いです。
これで長かった防衛大学校の1日シリーズも終わりです。
今後は防衛大学校の土日やお風呂事情などの防大生活について詳しく解説していこうと思いますので、これからもよろしくお願いします。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!






コメント