はじめに
みなさんこんにちは
元防大生のKです。
今回の記事では防衛大学校の部活動である校友会活動について解説します。
校友会活動がどのようなものであるかや、校友会間でのヒエラルキーなども解説していきますので是非最後までお読みください!
前回は防衛大学校の指導の中でもマイナーなものについて書きました。
前回の記事をまだ読んでいない方は下のリンクから是非お読みください!
それではどうぞ!
校友会とは
防衛大学校には高校のように校友会と呼ばれる部活動があります。
防衛大学校には38の運動部、10の文化部、22の同好会、7の委員会に儀仗隊を加えた78個の校友会が存在しています。
すべての学生は運動部、短艇委員会、應援團リーダー部、儀仗隊の41個の校友会の中からどれか一つに所属する必要があります。
数があまりにも多すぎて書ききれないのでここで全部書くのはやめておきます。
全ての校友会の名前を確認したい方は下のリンクから見てください。
このページを見ていただければわかるのですが、防衛大学校には野球部、サッカー部などの王道の部活や、ワンダーフォーゲル部などの大学で人気の部活のほかに、射撃部や銃剣道部などのような防衛大学校特有の部活もあります。
野球や水泳などの一般大学でもあるような校友会は、活動内容も一般大学と大して差はないので、今回は防衛大学校特有の校友会について解説します。
また機会があったら防衛大学校の校友会について一つ一つ解説したいと思います。
校友会のヒエラルキー
まず最初に、防大の校友会、はたまた学生舎での生活とも切っても切れない校友会のヒエラルキーについて解説します。
防大生に聞いても否定されることが多いですが、校友会にはアメリカや日本の学校のようにヒエラルキーが明確に存在しており、バドミントン部などの比較的楽な部活は”ノンポリ”と呼ばれ割と普通に馬鹿にされます。
アメリカや日本などの学校でのヒエラルキーはスクールカーストと呼ばれ、自身の性格やクラスでの立ち位置などで自然に決まっていきますがここは防衛大学校。決まり方が違います。
ズバリ、防衛大学校のヒエラルキーは”校友会のキツさ”で決まります。
防大生はドMなのかキツイ校友会に所属しているほど偉いという思考回路をしています。
防大の校友会のヒエラルキー構造は、ラグビー・アメリカンフットボール部、短艇委員会、應援團リーダー部、少林寺拳法部の5つの校友会がヒエラルキーの上位にあり、その他は全てノンポリという非常に極端なものになっています。
厳密には、少林寺拳法部と應援團リーダー部は最近は若干緩くなってきておりラグビー・アメリカンフットボール部と短艇委員会の若干下に位置します。
このようなヒエラルキーは実際の部隊でも存在しており、実際の部隊のヒエラルキーは職種(普通科、機甲科など)で決まっているそうです。
もちろんヒエラルキーは存在するだけでなく、上位のヒエラルキーに所属していると利点がいくつかあります。
上位のヒエラルキーに属する最も大きな利点は、“校友会を理由に学生舎の仕事をサボることができる”というものです。
上位のヒエラルキーに属していると、弁食作業やベッドメイキングなどの夕方にやることを他の同期に頼むなどできるので校友会がキツい反面、学生舎生活である程度楽ができます。
某オオカミさんの動画では、四大隊浴場はラグビー・アメリカンフットボール部専用とおっしゃっていましたが、現在は某ウイルスの影響で大隊ごとに浴場を使用しているため使うことはできません。
某オオカミさんの動画は下からどうぞ
部隊でのヒエラルキーは、昇進に影響するそうです。
航空自衛隊ではわかりませんが、陸上自衛隊と海上自衛隊では将補(諸外国での少将)以上の階級には、戦闘系の職種に所属しているとよいと言われています。
戦闘系の職種とは、陸上自衛隊では普通科や機甲科、海上自衛隊では射撃・水雷、飛行科などの直接戦う職種のことです。
話が脱線しましたが、これで校友会間でのヒエラルキーについての解説を終わります。
ラグビー部・アメリカンフットボール部
最初に紹介する校友会は防大の校友会の中でも ある意味 有名なラグビー部とアメリカンフットボール部です。
ラグビー部やアメリカンフットボール部は一般大学にもありますが、防大では一般大学とはかけ離れた活動をしているので紹介しようと思います。
この2つの校友会は防衛大学校の部活の中でもかなり練習が厳しいことで知られており、防大の校友会ヒエラルキーの最上位に位置しています。
平日の練習時間はすべての校友会が同じなのですが、ラグビー部・アメリカンフットボール部が厳しいといわれる理由は、土日と長期休暇中のほとんどを校友会活動に充てるためです。
これらの部活は土曜日は一日中、日曜日は大会前は一日中、オフシーズンは半日校友会活動があります。
ここでオフシーズンは…と書いたのですが、年三回ほど大会があり、大体2か月前から大会前の日程になるので基本的に休みはありません。
これだけでも十分異常なのですが、長期休暇はもっと異常になります。
まず夏季休暇は3週間あるのですが、これらの校友会はそのうちの2週間を合宿に費やします。
冬期休暇は年末年始の2週間ほどなので校友会はないのですが、春期休暇の2週間はすべて校友会活動に費やします。
こうして一年のほとんどを校友会に体を捧げているので、二学年になるころには漫画「刃牙」の登場人物並みのガチムチになります。
また、これらの校友会で“同じ校友会の学生は指導しない”というルールがあり、防大で最も多くの学生が所属している分そのメリットは非常に大きいものになっています。
これでラグビー部とアメリカンフットボール部の解説を終わります。
少林寺拳法部・短艇委員会
次に紹介する校友会は、少林寺拳法部と短艇委員会です。
少林寺拳法部は以前は防大の中で短艇委員会と並ぶレベルのキツい部活でしたが、現在ではかなり楽になってきているようです。
短艇委員会は、かつては應援團リーダー部とともに防大で最も厳しい校友会として君臨していましたが、應援團リーダー部が緩くなったのと人数が減ったことで没落して、短艇委員会の1強になっています。
私の中隊(同じ階)の一学年に短艇委員会に入った人がいたのですが、入って1週間ほどで瞳孔が開いて完全にキマった目になっていました。
これで少林寺拳法部と短艇委員会の解説を終わります。
居合道部
次に紹介するのは居合道部です。
居合道部自体はそこまでキツい校友会ではないのですが、居合道部には意外な利点があります。
それは、“留学生が多く所属している”というものです。
防衛大学校には多くの留学生がおり、その多くはフィリピンやインドネシアなどの、アジア諸国からの留学生です。
これらの留学生は国からの指示で、ラグビー部などの怪我をしやすい校友会に入ることを禁止されていることが多く、ラグビー部などに入ることができません。
そのような留学生が居合道部に多く所属しているのです。
そのため留学生と仲良くなりたい一学年にはおすすめの校友会となっています。
ヨット部(小型・大型)
最後に紹介するのはヨット部です。
ヨット部小型のWebサイトはありませんでした...
ヨット部自体がほかの大学にあまりない部活なのですが、防大のヨット部はほかの大学と比べて大きなメリットがあります。
それは、予算負担が非常に小さいというものです。
通常ヨットの維持・整備には多額の資金が必要なのですが、防大が補助をしているため費用を抑えることができ、他の校友会より少し高い程度まで収まっています。
そのためヨット部には高校時代に全国大会で優勝したなどのレベチの経歴を持つ学生が多く所属しています。
この部活の部活動見学が実際に海に出られたため、非常に楽したったです。
これでヨット部の解説を終わります。
おわりに
今回は防衛大学校の部活である校友会について解説しました。
この記事を読んで、防衛大学校の校友会について詳しく知っていただけたのなら幸いです。
次回は防衛大学校の夕方の部屋仕事について解説しようと思います。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!



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