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防衛大学校の日夕点呼の闇③日夕点呼・容儀点検

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はじめに

みなさんこんにちは

元防大生のKです。

今回の記事では、防衛大学校の日夕点呼の記事の3本目で、日夕点呼と容儀点検本番について解説します。

前回の記事まででは日夕点呼の準備や移動について解説してきました。

まだお読みになっていない方は下のリンクから是非お読みください!

それではどうぞ!

日夕点呼

それでは初めに防衛大学校の日夕点呼について解説します。

前回までの記事で中央ホールに移動してきた1学年は、下の画像のように小隊ごとに並びます。

並んだら各小隊の小隊週番付が人員の人数確認を行い、結果を中隊週番→大隊週番→学生隊週番に報告して点呼は終了です。

その後は連絡することがある人が前に出て連絡内容の伝達を行ったり、集合の遅い1学年に対してありがたい言葉をかけたりします。

その際、1学年はそれらの伝達内容や指導内容をすべてメモに取る必要があり、メモを忘れた学生はめちゃめちゃにシバかれます。

伝達内容をメモにとって、中隊週番の「別れ」の号令で日夕点呼は終了です。

容儀点検

次に容儀点検について解説します。

朝からドタバタを乗り越えてきた1学年に最後に待ち構えているのがこの容儀点検で、これを乗り越えればひとまず休息の時間である自習時間が訪れます。

以前の記事で書いた朝の容儀点検は、防大の制服の容儀点検ですが、今回の容儀点検は作業服での容儀点検です。

まだ読んでいない方はこちらから!

容儀点検では一学年は四列横隊となり、新品のポケットティッシュと指定のハンカチ、メモ帳を左手に持って上級生に容儀を確認してもらいます。

そして、不備があった際には上級生が「〇〇不備!」と言うので点検を受けている一学年は大声でそれを復唱します。

大体の場合はプレス不備や着こなし不備などの、できていないもの+不備の形で呼ばれるのですが、不備事項が多いと全部不備となり、さらにひどいと”点検を受ける態度不備”となって容儀点検解雇となってしまいます。

容儀点検解雇になってしまうと容儀点検を受けることができなくなってしまい、その状態を放置しているとシバかれるので解除のお願いをしに行く必要があります。

そんな防衛大学校の指導については以下の記事をお読みください!

このように、容儀点検は一学年はほぼ確実に落とされます。

たまに合格する一学年もいますが、ほとんどが一年前から防大にいる留学生や留年生です。

こんな感じで容儀点検で何がみられるのかを解説したので、ここからは実際に容儀点検では何を見られるのかを解説します。

作業服の容儀点検でみられるのは、プレスと着こなしです。

まず、プレスはシワが一つもないか、プレス線(袖やズボンにアイロンを用いてつける線)がちゃんとついているかをチェックされます。

シワは着こなしでごまかすことができるのですが、プレス線をごまかすことはできません。

プレス線は紙を切ることができるほどのレベルまでガチガチに固める必要があり、線を付ける部分に霧吹きで水をたっぷりかけ、全体重をかけて全力で押さえ固めます。

この作業を繰り返すことで紙をも切れるほどのガチガチのプレス線が形成できるのです。

下の写真は私が防大にいた時の作業服の写真です。ズボンのベルト通しから出ているのがプレス線です。

これくらいのレベルだとプレスが甘いと言われ、容儀点検では落とされます。

次に着こなしでは、防大所定の着方を完璧にできているかをチェックされます。

防大の着こなしは特殊で、上の写真のように背中を目いっぱい引っ張って服のしわをすべて体側に奇麗にまとめます。

部屋で時間をかければこのレベルまでできるのですが、実際には着こなしにかけられる時間は30秒程度なのでここまで完璧に着こなしをおこなうことは不可能です。

前回の記事でも解説しましたが、さらに部屋で着こなしをしてから容儀点検がおこなわれる中央ホールまで走って移動する必要があり、その時は背中のベルトのあたりを全力で押さえて少しでも着こなしが崩れないようにします。

この際、上級生とすれ違って敬礼してしまうと間違いなくゲームオーバーです。

上級生が部屋を出るのは容儀点検ギリギリの時間が多く、その時に上級生とすれ違ってゲームオーバーということが頻発するため、少し早めに部屋を出ると上級生とすれ違う確率を減らせます。

前回の記事で紹介したペンギン走りをすることで、走ることによる着こなしの崩れはある程度防ぐことができます。

こんな感じで容儀点検でチェックされるポイントを紹介したところで、容儀点検の解説を終わります。

日夕点呼後

先ほど解説した容儀点検を乗り越えて、1学年はやっと休息の時間である自習時間に...まだたどり着けません。

容儀点検が終わると上級生から「〇小隊の1学年集まれ」という号令がかかります。

容儀点検を終えると最後に待っているのは、各小隊の3学年小隊学生長付や2学年小隊学生長付による反省会です。

この反省会は、容儀点検に落ちる学生が多いと発生するイベントで、ほぼ毎日行われます。

反省会では各自の容儀点検で不備のあった点を申告し、次はそのような指摘がないように喝を入れられます。

この反省会が終わると、やっと自習時間に入ることができます。

これで日夕点呼後の解説を終わります。

おわりに

今回は防衛大学校の日夕点呼のうち、最後の日夕点呼本番と容儀点検について解説しました。

この記事を読んで、防衛大学校の日夕点呼と容儀点検の厳しさを知っていただけたなら幸いです。

次回は1学年の休息の時間である自習時間について解説します。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

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