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防衛大学校の授業とは?特徴と内容を元防大生が解説

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はじめに

みなさんこんにちは

元防大生のKです。

今回の記事では防衛大学校の授業がどのようなものであるかを解説します。

防衛大学校の学生舎での生活は非常に有名になっていますが、防衛大学校の授業については取り上げられることがほとんどないのが現状です。

そんな中で、今回は防衛大学校の授業がどのようなものであるかを解説します。

前回の記事では、防衛大学校の課業行進について解説しました。

まだ読んでいない方は下のリンクから是非お読みください!

それではどうぞ!

授業時間と就寝時間だけが唯一の1学年の休める時間

それでは最初に、防衛大学校の授業がどのようなものであるかを解説します。

最初に簡単に言うと、1学年にとって授業時間は天国です。

授業中の時間だけは普段の学生舎での生活とは異なり、常に周りに気を遣う必要も、上級生からの指導におびえる必要もありません。

そんな防衛大学校の授業は一般の大学と同様に普通の授業です。

ただ防衛大学校は理系寄りの大学なので、授業は数学や物理などの理系の学問が多くなっています。

防衛大学校の授業には3つほど世間一般の大学とは異なる点があります。

1つ目に、防衛学の授業がある点です。

防衛学の授業とは、簡単に言うと軍事学のことです。

防衛大学校の公式HPでは以下のように定義されています。

防衛学は、安全保障、防衛、戦争、軍隊および軍と社会の関係などを研究する学問分野です。
また、人文・社会科学、理工学などの幅広い分野の理論的根拠を基礎とし、それらを応用して実践に結びつける総合的・学際的な学問でもあります。
 主な科目は「防衛学基礎」「国防論」「軍事史序論」「戦略」「作戦」「軍事と科学技術」「統率」および「国際情勢と安全保障」です。他に、少人数のゼミナール形式で安全保障や防衛に関する諸問題を研究する「防衛学特論」も行っています。

https://www.mod.go.jp/nda/education/defense.html より引用

防衛学の授業では日本の安全保障についてや、戦略や作戦などの一番軍事学っぽい部分、さらに将来の士官として部下の人心掌握に必要な能力を学ぶことができます。

この防衛学の授業は現役の自衛官が教官を務めます。

私が受けた防衛学の授業では、1等陸佐(諸外国での大佐)の自衛官の方が授業を行っていました。

日本で唯一軍事学が学べるとか言われていますが、作戦などについて学ぶのは2学年で自分の要員が決まってからで、1学年の間は近代戦争の歴史を学びます。クソつまらん

2つ目に、授業を外すことができない点です。

これは防衛大学校の特殊な状況が影響しているのだと思いますが、基本的に一般の大学とは異なり授業は初めから決められており、自由に外したり他の授業をとることができません。

3つ目に、教務班(クラス)の人数が40人ほどと比較的少人数な点です。

少人数制の為に学生の学力向上が図れる…とか防衛大学校のホームページには書いてありますが、実際の授業ではほとんどの学生が寝ています。

まあ1学年が普段置かれている状況を鑑みれば、仕方のないことだと思います。

1学年の多くは靴磨きや課題などで就寝時間を削っており、それに朝の仕事が組み合わさってめちゃめちゃ疲れています。

そんな状態で緊張が解けたら、ほとんどの学生が授業中熟睡するのは火を見るよりも明らかです。

私自身も小学校から多くの授業で寝ていたのですが、防大での睡眠は群を抜いて気持ちいいです。

授業中にいったん寝落ちすると気づいたら授業終了の時間になっています。笑

そんな防衛大学校の授業は、当たりの授業とハズレの授業に分かれています。

防大生にとって、授業の当たりはずれの判定基準は、授業の内容などではなく“寝られるかどうか”です。

傾向としては、当たりの授業は一般人の教授の場合が多く、ハズレの授業は自衛官が教授の授業(防衛学など)の場合がほとんどです。

私が受けた中で最もハズレだと思った授業は、防衛学の授業の中の1つで、先ほど述べた1等陸佐が教官を務める授業でした。

この授業は寝ることが許されておらず見つかると後ろに立たされる上に、授業内容もタダの歴史の授業だったので全く面白くなかったです。

これで防衛大学校の授業の概要を終わります。

防衛大学校の授業内容

それではここからは、防衛大学校の授業がどのようなものであるかを解説します。

一般科目

最初に一般科目について解説します。

最初に、防衛大学校の公式HPでは授業について以下のように述べられています。

防衛大学校の教育課程は、文部科学省の定める大学設置基準に準拠し、教養教育・外国語・体育・専門基礎の科目と専門科目(人文・社会科学専攻および理工学専攻)を一般大学と同じように教育するとともに、本校独自の防衛学(防衛に関する学術分野)の教育を行います。
 その他にも国内外の著名人による全校的な課外講演や、内外の教授による学科単位の特別講義、授業の一環としての施設見学などがあります。

https://www.mod.go.jp/nda/education/academic.html より引用

国内外の著名人による課外講演では、俗に「ネトウヨ」と呼ばれる商業右翼の人を講師として招くことがあります。

また、防衛大学校の授業の特徴として、英語学習に非常に力を入れている点があります。

学校内の統合情報図書館には英語関連の参考書や、英語の書籍や雑誌、新聞なども数多く置いてあります。

さらに学校内でのネット(防大では学メと呼ばれる)ではTOEICの対策問題などや、実際の音声を聞くことができます。

さらに、一部の学生は3学年になると海外の士官学校に留学に行くことができ、その選定にTOEICの点数が用いられます。

この留学は、国の留学生(昔でいう国費留学生)として行くため、留学に価格費用が全額国負担、要するにタダで海外に留学に行くことができます。

さらに留学経験のある防大生は、将来防衛駐在官(海外の日本大使館に勤め、有事の際の情報収集などを行う)になりやすいと言われており、今後の昇進に大きく関わってきます。

防衛駐在官は二佐(諸外国での中佐)以上の自衛官が務め、ここら辺の階級になると階級が一つ違うだけで何百万と収入が異なってくるため、留学は将来に関わる重要なものになっています。

...話が脱線しましたので元の防大の英語教育についての話に戻ります。

防衛大学校では座学による英語学習の他に、ネイティブの講師によるコミュニケーション型の授業などもあり、防衛大学校が英語の学習に力を入れていることがわかります。

また、学生は毎年学校内でTOEICの試験を受ける必要があります。

毎年受けるTOEICでは進級に必要な点数が定められており、この点数に達しないとその授業を落単してしまいます。

そのために、授業にはTOEIC対策の授業もあり、TOEICの問題の解き方や頻出単語の学習などを行っています。

まあ1学年の進級に必要な点数は300点ほどなのでよっぽどでなければ落としませんが…

また、先ほども述べましたが防衛大学校には”防衛学”という防大特有の学問があります。

防衛学では将来の幹部自衛官に必要な自衛隊の知識を得るもので、週1時間あります。

二学年以上になると、要員別に指揮・統率や人心掌握の術を学びます。

これで一般科目の解説を終わります。

訓練

最後に訓練について紹介します。

訓練は防衛大学校の公式HPには以下のように記載されています。

訓練課程は、「自衛隊の必要とする基礎的な訓練事項について錬成し、幹部自衛官としての職責を理解してこれに適応する資質及び技能を育成する。」の方針のもと、各学年全員が同じ訓練を行う共通訓練と、第2学年において陸上・海上・航空要員に指定された後行う専門(要員)訓練に区分されます。訓練は毎週2時間程度実施される課程訓練と年間を通じ集中(1ヶ月の訓練を1回、1週間の訓練を2回程度)して実施される定期訓練をもって行われます。

https://www.mod.go.jp/nda/education/military.html より引用

このように、防衛大学校では週に2時間訓練の時間が設けられており、2学年以上の学生はそれぞれの要員の訓練を、1学年は自衛官の基本となる基本動作の練習や、自衛隊の基地の見学を行います。

具体的には、陸上要員では野戦築城や野戦での戦術・戦略などを学び、海上要因では実際の船の操縦や甲板業務(船での仕事)、航空要因では航空力学やグライダーの操縦などを行います。

要員についてはまた別の記事で書こうと思います。

この授業は座学の場合でも作業服に着替える必要があり、作業服を昼休みの時間にプレスする必要があるため非常にめんどくさいです。

作業服は下のようなものです。

そのうえこの授業はハズレ授業であるため寝られません。

教官も厳しいので普通に怒鳴られますし、着こなしの指摘もあります。

私はこの訓練が授業の中で一番キツかったです。

これで訓練についての解説を終わります。

おわりに

これで今回の防衛大学校の授業の解説を終わります。

防衛大学校の授業は基本的には一般大学と同じものですが、防衛学や訓練など防大特有の授業もいくつかあります。

結局ほとんど寝てるので意味はありませんが。笑

防大では最近授業中に寝る人を減らすために寝てる学生を起こす、教場の後ろで立たせるなどの対策を行っていますが、本当に寝る学生を減らしたいのならば学生舎での生活を見直す必要があると思います。

次回は防衛大学校の昼休みにやることについて解説します。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

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