はじめに
みなさんこんにちは
元防大生のKです。
今回の記事では、1学年が夕方の時間に行う夕仕事について解説します。
前回の記事では、防衛大学校の部活動である校友会について解説しました。
まだお読みになっていない方はぜひ下のリンクからお読みください!
それではどうぞ!
夕仕事の概要
それでは夕仕事でどのようなことをするのかを解説する前に、まずは防大の夕仕事がどのようなものであるかを解説します。
まず、夕仕事を行う時間は校友会活動が終わるのは1815頃から夕清掃準備が始まる1910までの1時間に満たないほどの短い時間です。
この時間は上級生は昼休みと同様に買い物や食事などを行いますが、一学年はこの短い時間で多くのことをやる必要があります。
一学年が毎日夕方にやることは、入浴・食事・ベッドの仕上げの3つです。
これに加えて、1830から1910までの間は上級生の部屋に入ることができるので、上級生からの呼び出しや原因と対策の書類の提出などが入っていることもあります。
さらに、これらの部屋仕事以外にも水交換などの部屋仕事を必要があれば行います。
部屋仕事について詳しくは下の記事をどうぞ!
次の項目からは毎日夕方にやることについて一つづつ紹介していきますが、これも朝仕事や昼休みと同様に順番は毎日の状況によって変わります。
その点はご注意ください。
これで夕仕事の概要の解説を終わります。
入浴
次に、入浴について解説します。
学生の浴場は食堂の横に位置しており、各大隊(学生舎)ごとに風呂が分かれています。
学生は校友会活動に行くときにカゴにお風呂用具を入れて、浴場の前と学生食堂の下に設置されている棚に置いてから校友会に行きます。
そして校友会活動が終了するとそのまま浴場に行って校友会でかいた汗を流します。
普通なら湯舟にしっかり使って疲れを取りたいところですが、一学年は湯舟にゆっくり浸かるなんてことはできません。
先ほども述べましたが、一学年は校友会が終わってから夕清掃までにやることがたくさんあります。
上級生はそのことをもちろん知っているので、湯舟に浸かる一学年を見つけると「ずいぶん余裕あるんだなぁ」と詰め寄ってきます。
そのため一学年は、土日以外の平日は浴槽に浸かることができず、シャワーを急いで浴びてお風呂から出ます。
さらに極限まで入浴時間を減らしたい一学年は、ビオレONEなどの全身を洗えるせっけんなどを使っている人もいます。(私も使っていました)
これだと全身を一回で洗えるので、大幅な時間短縮をすることができます。
そうしてシャワーを浴びて出てからも障壁が立ちはだかります。
浴場には脱衣所があるのですが、脱衣所は学年ごとにスペースが決められており、一学年のスペースはとても狭く設定されているのです。
一学年の着替えスペースは、両サイドを棚に挟まれた二畳ほどのスペースしかありません。
学年ごとにテープで色分けされており、四学年が赤、三学年が黄、二学年が緑、一学年は白です。
こうしてもみくちゃになりながら作業服を着て浴場を出るのですが、浴場に出る前に気を付けることが一つあります。
それは”最低限の着こなしをすること”です。
浴場の入り口ではたまに上級生が待ち構えており、ある程度の着こなしができていないとシバかれるので注意が必要です。
防大生のお風呂事情についてはまた詳しく解説するので、もうしばらくお待ちください!
これで入浴の解説を終わります。
夕食
次に行うことは、夕食をとることです。
防衛大学校の学生の仕事には将来の自衛官に必要な体を作るということも含まれているので、学生は学生食堂での食事を義務付けられていいます。
朝食などと同様に上級生は部屋でカップ麺を食べたり、防大内の店で食事をすることもあるのですが、一学年はもちろん食堂に行かないとシバかれます。
食堂内には喫食調査票と呼ばれる学生食堂に来ているかどうかを記入する表があるため、学生食堂に行かないと確実にバレるので絶対に行かなければいけません。
一応同期に頼んで代わりに書いてもらうということも可能ですが、バレたときのリスクを背負う必要があります。
また、夕食はある程度の時間的余裕がある上に内容も豪華なので、なるべく食べたほうが良いです。
防大の食事は以前の記事でも解説しましたが、肉を使ったメニューの頻度が高く、毎週金曜日の海上自衛隊とは違い毎週月曜日の昼食にカレーが出ます。
防大の食事は全体的に量が多く、特におかずに関しては食器に山盛りになっており慣れない内は食べるのが大変です。
私は三日に一回ぐらいのペースで出るかぼちゃフライやチキンカツなどの揚げ物が好きでした。
主食はごはんがメインで、月一ぐらいのペースで麵が出ます。
このご飯は自分でよそうことができ、上級生はお椀に山盛りに持っていました。
一学年は上級生にたくさん食べろと言われたとき以外は少なめに盛ることが多いです。
理由はもちろん食事の時間を短くするためです。
まあ夕食の時間が三食の中で一番時間を取ることができるので時間があればしっかり食事をとることもあります。
麺が出る際はうどんとそばから選択することができ、コンビニタイプのおにぎりが二個付きます。
おにぎりの具は毎回あさり時雨と鮭でした。
ちなみにご飯をよそうところの近くには余ったおかずや漬物などがおいてあり、学生が自由にとって食べることができます。
これは食材廃棄の軽減のためなのか一学年がとっても何も言われないことが多いです。
ふりかけなどが置いてあることもあり、ご飯を早く書き込むために取る一学年も多いです。
この時も上級生への気遣い(奉仕)があるため、お茶とドレッシングの準備をする必要があります。
なお、お茶とドレッシングの数には限りがあるため、急いで確保する必要があります。
防衛大学校の食事についてもっと知りたい方は下のリンクの記事をぜひ読んでください!

これで夕食の解説を終わります。
ベッドの仕上げ
次に、ベッドの仕上げについて解説します。
夕食とお風呂の順番は前後することが多々ありますが、これから紹介するベッドの仕上げ→清掃準備の準備の流れは共通のものになります。
食事と入浴を済ませた1学年は学生舎に戻り、ベッドの仕上げを行います。
ベッドの仕上げでは昼に行ったベッドメイキングからさらにベッドに張りを付けたり、バームクーヘンの調整をします。
ベッドメイキングについて詳しくは以下の記事をお読みください!

ベッドの張りは落としたものが5cm跳ねるレベルまで張る必要があり、そのために全体重をかけてめいっぱい毛布を引っ張ります。
バームクーヘンの調整では、起床時間前のの調整と昼のベッドメイキングの時にある程度奇麗に畳んだ毛布を、1ミリのズレもないように調整します。
バームクーヘンの調整について詳しくは以下の記事をお読みください!

ここでの調整が清掃後のベッドの吹き飛び具合に直に影響するので、ここでちゃんと調整をしておくと、清掃後が少しだけ楽になります。
それでも吹き飛ばされることに変わりありませんが...
これでベッドの仕上げについての解説を終わります。
清掃準備の準備
夕清掃前に最後に行うのは、清掃準備の準備です。
これは以前の防衛大学校の清掃の記事でも解説したので、ご存知の方は多いと思います。
防衛大学校の清掃について詳しくは以下の記事をお読みください!

1910になると清掃準備が始まるので、その前に自身が担当する清掃場所の清掃手順を確認したり、雑巾やスチールウールの補充、箒の埃落としなどを行います。
雑巾には上ぶきと呼ばれる新品の雑巾と、下ぶきと呼ばれる使用済みの雑巾の二種類があり、毎日の掃除で必ず上ぶきを1枚消費するので雑巾の消費量がえげつないことになります。
そのため大量の雑巾を用意する必要があるのですが、防衛大学校内の売店で雑巾を買うと十枚で400円という 足元見てる 非常に高価なので、基本は外出時に大量に買い込みます。
外出についてはそのうち記事にまとめようと思いますので、もうしばらくお待ちください。
こうして一学年の夕仕事の時間は終わり、学生舎生活二回目の苦行である夕清掃が始まります。
これで清掃準備の準備の解説を終わります。
おわりに
今回は防衛大学校の1学年が夕方に行う夕仕事について解説しました。
この記事を読んで、防衛大学校の夕仕事がどのようなものであるか知っていただけたなら幸いです。
次回は夕清掃から日夕点呼までを解説したいと思います。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!





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