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防衛大学校のハラスメントの実態②|対策の仕組みと“有名無実化”の理由

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防衛大学校のハラスメント対策の実態

ここからは、防衛大学校のハラスメント対策の実態について解説していきます。

前のページでは防衛大学校のハラスメント対策を2つ紹介しましたが、この2つの対策に共通するものがあることに気づきましたか?

それは、”どちらとも防衛大学校内部の組織によって運営されている”ということです。

通常、ハラスメント対策は外部の企業や第三者機関などと契約して完全に切り離して行うはずなのですが、防衛大学校はハラスメント対策を防大内部、または防衛省の組織でおこなっています。

ハラスメント対策の組織を自前で用意することの問題点は、“問題を自由にもみ消すことができる”ということです。

しかも、ハラスメント相談窓口や小原台ポストを使って相談しても、大抵はその指導を行った上級生に口頭で注意があるのみです。

パワハラとなる事象のをまとめて外部に公開したり、ハラスメント防止のポスターの掲示、服務事故などの重い処罰を課すなどのハラスメント防止を図る活動は全くと言っていいほど行っていません。

そのため上級生もパワハラを全く気にせずに指導することができるので、これらの対策は有名無実化しています。

むしろ、これらのパワハラ対策は1学年にとって逆効果になっています。

先ほども書きましたが、これらの窓口にパワハラ被害などを相談すると、その指導を行った上級生に口頭での直接指導が行われます。

これが非常にまずいのです。

上級生も馬鹿じゃないので、この指導を誰にしたかは覚えています。

そのためカウンセラーなどから直接注意を受けると、「〇〇がチクりやがった」と考え、その情報が上級生の間で共有されます。

これによって相談した学生はチクり魔として上級生から滅茶苦茶シバかれます。

これには「チクるなよ」という見せしめの意味もあるので、フライングなどがバレたときのシバかれ具合とは比にならないぐらいシバかれるので、カウンセラーに相談した学生は大体がその後退校してしまいます。

私の同期は、上級生4人に四方を囲まれて30分以上怒鳴られていました。

これらの理由から、一学年は対番(企業でのメンター)から、“カウンセラーや小原台ポストに絶対チクるな”と言われます。

それらが重なって、防衛大学校のハラスメントが表に出ることがほとんどないのです。

これで防衛大学校のハラスメント対策についての解説を終わります。

おわりに

今回の記事では、防衛大学校のハラスメント対策について解説しました。

前回の記事と合わせて、防衛大学校のハラスメント対策にどのようなものがあるかを知っていただけたなら幸いです。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

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