名札の縫い直し・裾上げ
次に、名札の縫い直しと裾上げについて解説します。
名札の縫い直し
最初に名札の縫い直しについて解説します。
防衛大学校では、下の記事のように作業服には白の名札をつけることされています。
作業服につける名札は自分で名前を書いて縫い付ける必要があります。
名札を作成する際には、以下のような手順で作成と縫い付けを行います。
- 学内webにアップロードされている名札のテンプレートから、自身の名札の型紙を作成
- 作成した型紙を印刷して、上に名札を当てて油性ペンでなぞる
- 作成した名札を作業服に縫い付ける
名札はPや2売で売っており、1枚100円ほどで購入することができます。
しかし名札の作成や縫い付けで失敗することが多いため、結果的には名札を縫い付けるのに多くのお金がかかってしまいます。
無駄遣いを防ぐためにも、名札の作成時や縫い付け時に気を付ける点をいくつか紹介します。
1つ目に、”名前を書く際にはにじまないペンを使用する”というものです。
防衛大学校では、夏以外は週一回、夏場は毎日作業服を選択するように上級生から指示されます。
しかし、名札の記入に使用したペンによっては滲んでしまうことがあります。
文字が滲むと上級生に名札を引っぺがされて縫い直しとなるので、ペンの選定には注意が必要です。
私はマイネームやSARASAなど様々なペンを試しましたが、滲まなかったのは”マジックインキ”だけでした。
2つ目に、“縫い方は縫い幅5mmのたてまつり縫いで、縫い目を絶対に見せない”ということです。
たてまつり縫いのやり方は下の動画を見てください。
縫い目を表から見えないようにする工夫は3つあります。
1つ目に、裏から表に糸を出す際に、糸を出す位置を布ギリギリにするということです。
裏から表に針を通す際に、名札のギリギリ、糸一本のところに糸を通し、同じ場所に表から裏に針を通すことで糸が出る長さを極限まで短くすることができます。
2つ目に、できるだけ細い糸を使用するということです。
名札を縫い付ける際に太い糸を使用すると、どれだけ表に糸が出る長さが短くても糸が見えてしまいます。
私は名札を縫う際に#60のミシン糸を使用していました。
糸を選ぶ際にあまりにも細い糸を選んでしまうと、縫っている際に糸が切れやすくなってしまうので注意が必要です。
また、糸の色は名札と同じ白にするとさらに目立ちにくくなるのでおすすめです。
3つ目に、糸を滅茶苦茶引っ張りながら縫うことです。
これは完全に力技なのですが、糸を引っ張りながら縫うことで糸が見えにくくなります。
これで名札の縫い直しの解説を終わります。
裾上げ
次に裾上げについて解説します。
防衛大学校では着工日に制服や作業服など、支給される制服のすべての採寸を行うのですが、支給された制服の裾が長かったりすることがあります。
そのような際には被服の交換ではなく、自身で裾上げを行う必要があります。
これがかなり厄介で、慣れない内は自力で奇麗な裾上げをすることができません。
大抵見た目が汚くて上級生に縫い直すように言われるか、ズボンを履く際に縫い目に引っ掛かって糸が切れてしまいます。
そんな制服の裾上げですが、名札の作成とは異なる気を付けるべき点がいくつかあります。
1つ目に、“糸は太い制服の色に合ったものを使用すること”です。
先ほどの名札の作成では糸を目立ちにくくするために細い糸を使う必要がありましたが、裾上げでは逆に太い糸を使ったほうが良いです。
ズボンの裾は名札と比べてずっと見えにくいため、多少の縫い目が出ていても見えません。
裾上げの際は視認性よりも耐久力を重視したほうが良いため、太めの糸を使ったほうが良いです。
また、裾上げを行う制服ごとに糸の色も変えたほうが良いです。
例えばODの作業服に黒の糸を使用すると目立ってしまうため、流石に上級生に見つかります。
そのため制服の色にあった糸を使用すると良いでしょう。
私は作業服の裾上げの際には下の糸を使用していました。
2つ目に、“縫い目はなるべく細かくすること”です。
名札の縫い付けの際には縫い目が5mmと決まっていましたが、裾上げには縫い目の幅が指定されていません。
そのため耐久力を上げるためにも、なるべく縫い目は細かくした方が良いです。
縫い目を細かくすることで縫うのにかかる時間は大きくなりますが、糸が切れにくくなるのでトータルで見ると効率が良いです。
これで裾上げの解説も終わります。
中休み
次に中休みについて解説します。
概要でも述べましたが、2055から2105までの10分間は中休みの時間となっており、学生は自習をいったん中断し休憩を取ります。
この時間中は他部屋に入ることができるので、この時間に上級生からの呼び出しや原因と対策の提出を行ったり、集金などの提出に向かいます。
これらの指導が入っていない一学年は、掃除後に復旧したベッドを奇麗に整えたり、次回解説する消灯点検の準備やスチールウールを用いて廊下の靴墨落としをおこないます。
学生舎の廊下は非常に靴墨が付きやすく、放っておくと一日で廊下が真っ黒になるレベルで靴墨が付きまくるので空いた時間で落とす必要があります。
やることを終えて時間のある一学年は、ここで歯磨きをすることが多いです。
これは、今後の記事で解説する消灯点検が長引くとそのまま消灯になってしまい、歯磨きをする時間が無くなってしまうためです。
この時間で歯磨きをすることができないと、その日はほとんど歯磨きすることができません。
このため1学年の間は虫歯になる学生が多いのが現状です。
これらの各1学年ごとに仕事をこなして忙しい中休みを終えると、また2205まで 休憩 自習を行います。
これで中休みの解説を終わります。
おわりに
今回は防衛大学校第二の休憩時間である、自習時間について解説しました。
この記事を読んで、防衛大学校の自習時間がどのようなものであるか知っていただけたなら幸いです。
次回は1日の最後の試練である消灯点検について解説します。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!






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